高速料金いつでも約36%引き!? 沖縄だけ異様に安い理由 特例なぜ続く?

全国の高速道路のなかで特例的に高速道路料金が安く設定されているのが、沖縄道です。35.5%の特別割引が全車に設定されているほか、一部のETC割引も重複適用され、かなり安くなります。なぜ他の地域と異なるのでしょうか。

沖縄ならではの課題も

 全車種・全時間帯適用の特別割引に加え、さらにETCの各種割引が適用されれば、かなりお得になる沖縄道。しかしながら、他地域とは異なるひとつの「課題」も生じています。それはETC普及率の低さです。

 ETCの利用率は全国平均で約92%に達しているのに対し、沖縄道では約65%と、27ポイントも低い水準にとどまっています。年々上がってきているものの、その伸びは1年で1~3%程度だとか。

 このため、料金所に起因する渋滞が、2019年には140件発生。ランプなどでの追突事故も全国平均の約2.7倍だそうです。ちなみに、料金所に起因する渋滞はETC普及とともに減っており、他地域のNEXCOが管轄する道路においては、渋滞の主たる要因ではなくなっています。

 ETC普及率が低い原因について沖縄県交通政策課は、判然としないといいますが、今後もNEXCO西日本などと連携を強化して普及に取り組むと話しました。

【了】

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