理由は「構造限界まで離着陸」 ORCのレア機「DHC-8-201」の1号機が退役 21年間離島結ぶ

それだけ事故なく飛び続けた…という意味で、理由が誇らしい!

構造上の限界離着陸回数に到達

 長崎を拠点とするORC(オリエンタルエアブリッジ)の主力機として2001年から運用されてきた「DHC-8-201」の1号機、機番「JA801B」が2022年8月23日をもって退役しました。

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ORCの「JA801B」(同社公式フェイスブックより)。

 最終日である23日は、ORCの主力路線である長崎と壱岐、五島、対馬の各離島を結ぶ路線を運航。対馬発長崎行きのORC62便が最後の定期便となりました。退役は、構造上の限界離着陸回数である8万サイクル(飛行回数にほぼ相当)に到達することによるものとのこと。「JA801B」は最後のフライト後、社員による”お別れ会”が実施され、機体にメッセージが書き込まれる様子などが公開されています。

 ORCではDHC-8-201を3機保有。国内の航空会社でこのモデルを用いているのは同社のみです。ただし同社では、後継機種のATR42-600(48席)を2機導入する計画を発表しており、今後ほかのDHC-8-201についても退役すると見られます。

【了】

【シート配置がユニーク!】ORCのDHC8-200の機内

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