秩父方面へ直結「新山梨環状道路」延伸区間が用地取得へ 事業化から2か月で着手

今月19日には南部区間が延伸開通します。

中部横断道から甲府山梨道路へ直結

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慢性的に渋滞する国道20号(画像:国土交通省)。

 国土交通省 甲府河川国道事務所は2022年11月11日(金)、甲府市東部で進められる「新山梨環状道路」の広瀬~桜井間約2kmについて、用地取得の前段階である用地幅杭の打設に着手したと発表しました。

 新山梨環状道路は甲府盆地を一回りし、中部横断道の南アルプスICから中央市、笛吹市、昇仙峡などを経由して、甲斐市までをむすぶ計画道路。南アルプスICから東進して国道358号へ至る約9kmが開通済み。中央道の甲府南ICへのアクセスを担うほか、途中にはリニア中央新幹線の山梨県駅(仮)が設置される予定です。

 現時点の事業化区間は、そこからさらに北上して国道20号、さらに秩父方面へのルートである国道140号「甲府山梨道路」に直結する区間です。今回はその最北端である国道20号~甲府山梨道路の区間。ことし9月に事業化したばかりです。

 通過するのはJR中央本線の酒折駅と石和温泉駅のほぼ中間部。途中には和戸ICと桜井ICの二つの出入口が設置される予定です。

 国道20号は甲府市内を中心に慢性的な渋滞が発生していますが、この環状道路の整備により、郊外をバイパスして市街地をバイパスすることが可能になります。また静岡方面から秩父・高崎・熊谷方面への直結路として、中部横断道から山梨市方面へ短絡する機能を果たすことになります。

 今月19日には、南部の事業区間のうち、落合西ICまでの1.6kmが開通を迎える予定です。

【了】

【「新山梨環状道路」の計画ルートと工事進捗】

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