ついに東京都版「図柄入りナンバープレート」決定 “ソメイヨシノと東京タワー”が象徴に

都内では最大4種類から選択可能に

 アンケートはインターネットとイベントなどで募集。「図柄入りナンバープレートを導入することについてどう思いますか」という問いに対し、回答者数9950人。「導入した方がよい」「どちらかといえば導入した方がよい」を合わせた回答が86.0%を占めました。

 都道府県版ナンバープレートの申請は、都民の賛同が必要なため、この結果を得て都が国土交通省に申請、交付を待ちます。新たに「東京」ナンバーが新設されるわけではありませんが、すでに独自の図柄入りナンバーが導入されているご当地ナンバー5地域では、こちらも選べるようになります。交付申込時の寄付金は、渋滞緩和や事故防止などの交通改善、観光振興のために活用されます。

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会見する小池百合子都知事(中島みなみ撮影)。

「観光面のPRになるので、ぜひご活用いただきたい」と、小池氏は期待を込めています。

 ちなみに現在は、全国で交付が可能なものとして「全国版図柄入りナンバープレート」と「大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート」 があります。東京都版の図柄入りナンバープレートの交付後は、品川、練馬、足立、多摩、八王子ナンバーでは全国版、万博、東京都版の3種類から、世田谷、杉並、板橋、江東、葛飾のご当地ナンバーでは、地域独自の図柄入りナンバーを加えた4種類の図柄を選べるようになります。

【了】

【落選したデザイン案は】都内の図柄入りナンバーほか(画像)

Writer: 中島みなみ(記者)

1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。

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