青春18きっぷ旅の友?生き残る「長旅普通列車」最も長時間走り続ける鈍行はどこか

日本全国の普通列車で、始発駅から終点まで最も長時間かかる列車はどこを走っているのでしょうか。乗車時間5時間を超える列車をピックアップして紹介します。

残る5時間列車は意外なエリア?

●根室本線(JR北海道):新得14:35→釧路19:59(5時間24分)

 帯広を経由して道東を延々と走る列車です。25駅間、172.1kmを走り抜ける列車は上下計5本が運行されていますが、最速で3時間53分、その他の列車も4時間ちょっとというなか、この新得14:35発の釧路行きだけ飛びぬけて時間がかかっています。

 この列車は芽室で21分、池田で24分、白糠で16分……特急の通過待ちなどで「休憩」を挟みながらのんびり走ります。途中下車し放題の「青春18きっぷ」の旅、せっかくの機会なので、ふらっと駅を出て、それぞれの街の空気に触れてみるのもいいでしょう。

●土讃線(JR四国):多度津15:59→伊野21:20(5時間21分)

 四国の玄関口・坂出に近い多度津駅から、「四国の背骨」である二つの厳しい峠越えを経て高知県へ入り、高知駅を過ぎて、郊外の街である伊野駅まで、40駅間、138.0kmを駆け抜ける列車です。超閑散区間を一気に抜ける貴重な列車なので、18きっぷ旅行での移動には重宝します。ただし阿波池田駅で早々に日没を迎えるため、渓谷美を車窓から楽しむことはできません。

●予讃線(JR四国):高松12:13→松山17:31(5時間18分)

 四国を東から西へ、2県の県庁所在地をむすぶ列車です。55駅間、194.4kmを走り抜けます。高松~坂出間を快速運転するのにもかかわらず、同種の列車の中では最も長時間運転となっています。その理由は、途中の観音寺駅で26分、伊予西条駅で37分の待ち時間があるからです。

※ ※ ※

 その他、高山本線や山陰本線など、ローカル幹線を4時間以上かけて走り抜ける列車が存在します。意外に長時間列車が無いのが山陽本線で、かつては岡山~下関間を延々と走る列車がありましたが、現在は三原・岩国で運行体系が完全に分断されてしまい、「乗りっぱなし移動」を楽しむことはできなくなってしまいました。また北海道の根室本線にも、滝川~釧路を8時間21分かけて走る列車がありましたが、災害による不通で消滅しています。

【了】

【地図】2022年度版「長時間列車」トップ5

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コメント

5件のコメント

  1. 機関車で牽引しない列車に鈍行というのは相応しくない。

    機関車牽引の列車は引き起こしに時間が掛かり加速度が低いことから鈍行と呼ばれたものである。

    • もし「鉄」氏の御説が正しいなら、かつてのブルートレインも「鈍行」と呼ばれなければならなくなりますね。

  2. >現在は三原・岩国で運行体系が完全に分断されてしまい

    いや岩国を超えて徳山に発着する列車が下り2本・上り1本ありますので「完全に」ではないです。

    ちなみに1本については糸崎発徳山行ですので三原駅も越えます(糸崎を広義の三原駅と解釈している?)。

    • 三原についても三原駅から山陽下り方面に向かう列車はすべて糸崎始発ですし、上り始発を三原と糸崎駅で分け合っておりクリアに三原で切れているわけでもなく。そこは糸崎(+三原)とするのがおおむね無難ではないかと。

    • アスペ鉄ヲタ特有の揚げ足とりとかいらんのよ

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