国道2号の立体ついに“完成” 岡山環状道路との交点 減った車線も復活 渋滞緩和なるか

約1年続いた過渡期も終了です。

国道2号の岡山「大樋橋西」 立体やっと完成形に!

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立体化前の大樋橋西交差点。左右方向が国道2号。規模が大きく交通量もかなり多い平面交差だった(画像:Google)。

 国土交通省 岡山国道事務所は2023年2月13日、岡山市内の国道2号「大樋橋西」交差点において整備を進めていた立体化工事が2月23日(木)朝5時に完成すると発表しました。

 大樋橋西交差点は岡山駅の南西に位置し、東西方向の国道2号に、「岡山環状道路」の一部である国道180号「岡山西バイパス」が交わります。この前後の国道2号は交通量がかなり多く、1日あたり9万台前後、交差点部は12万台を超えるとされ、渋滞が慢性化していました。

 そこで2020年から国道2号の立体化工事が進められ、2022年春に下り線(倉敷方面)が、秋に上り線側も立体化しました。ただこのとき、先に下り線として開通していた2車線分を上り線とし、下り線は新たに開通した拡幅部の1車線分のみに切り替わったことから、SNSでは、下り線が混雑するようになったという声が見られました。

 今回、立体の下り線側がさらに拡がり、下り線側も2車線に。上下あわせて4車線の立体が完成することで、混雑緩和が期待されます。

 さらに現在、大樋橋西交差点から南へ、岡山環状道路を臨海部へ延伸させる工事が進んでおり、国道30号までの2.9kmは2024年度の開通予定。これができると大樋橋西交差点の交通量はさらに増加すると考えられ、その前に立体化を先行した形です。

【了】

【やっと!】国道2号の「立体」車線運用ビフォーアフター(画像で見る)

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