「おいらん車」ことオヤ31形客車、トキ鉄に到着 車内公開は4月に2日間

扇形車庫とのコラボも。

牽引機はEF510形→D51形

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「おいらん車」ことオヤ31形建築限界測定車(画像:えちごトキめき鉄道)。

「おいらん車」ことオヤ31形建築限界測定車(31号機)が2023年3月、JR西日本からえちごトキめき鉄道へ譲渡されました。

 そもそもオヤ31形は1937(昭和12)年、国鉄の3等客車「スハフ32」として新製。戦後に建築限界測定車へ改造され、JR化後も四国と貨物を除く各社へ継承されました。とげのような矢羽根を広げた姿が、かんざしを髪に刺した花魁(おいらん)の姿に見えるため、「おいらん車」の異名を持ちます。

 8日(水)正午前、譲渡式を終えたオヤ31形は、直江津へ向けJR西日本金沢総合車両所を出発。EF510形電気機関車が牽引しました。直江津到着後は、D51形蒸気機関車827号機へバトンタッチ。夜、扇形車庫に入りました。

 えちごトキめき鉄道によると、4月1日(土)と翌2日(日)に車内を公開するそうです。またJR西日本は、鉄道文化を後世へ継承すべく活動をしている中、今回の譲渡が決まったとしています。

【了】

【写真】戦前か!? D51形と並ぶオヤ31形

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