JR北海道「効果あった」動物多すぎ北海道で「減速ダイヤ」今年も実施へ スピードダウンで衝突回避
「あっシカだ!」キキーッ!←これが車両に良くないようです。
衝突回避で車両の寿命アップ
JR北海道は2023年9月13日(水)、動物と列車の衝突防止を図るため、早朝・夜間帯を中心にスピードを落として走行する「減速運転」を実施すると発表しました。対象路線は花咲線(釧路~根室)および釧網本線。期間は10月1日から翌年2月末まで。
これはエゾシカなど野生動物と遭遇した時に、急ブレーキをかけることなく止まったり警告するための措置です。昨年はじめて実施したところ、衝突件数は3割減少。一定の効果が見られたことから、対象列車本数を7本から16本へ拡大し、期間も12月スタートから10月スタートへ前倒しして、再実施となります。
動物と遭遇した際の急ブレーキは、線路との摩擦で車輪のすり減りや傷つきにつながります。一定以上に車輪の損傷がひどくなると修繕が必要ですが、作業は1日2両が限界。昨年は修繕が必要な車両だらけになり、動かせる車両が足りないせいで計94本の運休が発生していました。
このスピードダウンのため、ダイヤが最大7分後ろ倒しされます。この措置は、3月以降も追って計画されています。
【了】
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