これからの給油機は「自らの力で機体を守ります」攻撃する側の技術発展に対応するため“物理的手段で守れ”を強化?

アメリカ空軍は2026年2月10日、空中給油機や輸送機などに防空用の小型ミサイルを搭載が検討されていることを明らかにしました。

機体を守るために電子戦だけでは不十分?

  アメリカ空軍は2026年2月10日、空中給油機や輸送機などの大型機に、防空用の小型ミサイルを搭載する案を検討していることを明らかにしました。

Large 20260225 01

拡大画像

KC-46「ペガサス」空中給油機(画像:アメリカ空軍)

 この計画は、空軍のモビリティ担当プログラム・エグゼクティブ・オフィサー(PEO)であり、空軍ライフサイクル管理センター(AFLCMC)モビリティ局長を務めるケビン・ステイミー氏が、公式インタビューで明らかにしたものです。

 ステイミー氏は「私たちが真剣に検討している技術の一つは、高価値航空機資産の運動エネルギーによる自己防衛です」とコメント。空中で作戦を行う大型機については、技術の発展により脅威が増大していると説明し、「遠距離から攻撃可能な兵器が増える中、F-35やF-47のような機体よりも、給油機を標的にして撃墜する方が容易だと敵は考えています」と述べました。

 そのため、C-17やKC-46のような後方支援を担う大型機の防衛能力向上が急務だとしています。ステイミー氏は「赤外線シーカーであれレーダーシーカーであれ、運動エネルギーで排除する手段があれば、電子攻撃や特定の脅威にしか効果がないデコイに頼る必要はありません」と、電子戦的な防衛ではない、物理的な防衛手段の有効性に言及。「いわば最後の防護線です。すべてが失敗し、脅威がキルチェーンを突破した場合でも、給油機を守る手段を確保できます。給油機を『兵器交戦圏』に進出させるためには、この技術が不可欠です」と強調しました。

 この「運動エネルギー」による防衛兵装について、ステイミー氏は具体的な名称には言及していません。しかし、米国内の防衛メディアは、アメリカ空軍が長年研究してきた小型ミサイルが有力ではないかと報じています。

 その一つが「小型自衛弾(Miniature Self-Defense Munition:MSDM)」です。全長約1mのミサイルで、通常の戦闘機が搭載する空対空ミサイルよりもかなり小型の自衛用兵装です。2020年7月には、アメリカ国防総省が戦闘機向けMSDMの開発に向けてレイセオンと契約を締結したと報じられています。

【こんな感じ!?】給油機を防衛するための対空ミサイル(画像)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス