トランプ氏の激推しで話題「ボーイング757」何がいいの? 自身も保有「後継つくるべき」 ただ日本じゃレア機
トランプ氏愛機にもなった757、彼はどこを評価していたのか
こうした理由から日本の航空会社では導入ナシとなった757ですが、海外では人気のモデルとなっており、2023年現在もデルタ航空、ユナイテッド航空などで運用されています。また、トランプ氏もプライベート機として757を保有しており、「トランプ・フォース・ワン」とも呼ばれています。
一方で757シリーズは2005年に生産終了。この後継にもなり得るモデルとして、かつてボーイングでは「NMA」を呼ばれる新型機の開発を検討していました。
NMAは当時「大型の単通路機と、いちばん小さいワイドボディ機の中間にあたるモデル」とされ、座席数は220席から270席程度と、まさに757の後継といえるキャパシティをもつものでしたが、最終的に2020年には、開発が白紙に戻っています。
その後ボーイングでは、単通路機の生産を「737」に集中させ、2017年デビューの最新派生型「737MAX」が、このカテゴリの主力商品となっています。
737は757より一回り小さい100~150席クラスの旅客機ですが、1968年のデビューから派生型を出し続けており、近年では200席以上を搭載できる、737MAXシリーズの派生型「737-10」も出現しています。
トランプ元大統領はずんぐりむっくりとした胴体形状を持つ737と比較して、757を「速く、美しく、洗練された『カマキリ』のような飛行機で、パイロットからの評価も高い」と絶賛したうえ、「737の大型派生型をつくるなら、757をアップデートすべきだった」とコメントしています。
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