ローカル鉄道「再生」へ大変革!? 10月法改正で「鉄道の再構築」ルールが明確化

まずは「国交省さん助けて!」と要請するところから始まります。

10月から制度改正

Large 20230930 01
ローカル線の気動車(乗りものニュース編集部撮影)。

 地域交通法が2023年10月1日づけで全面改正となります。今回は、廃止の危機にあえぐ交通機関にどう対応していくかがカギとなっています。

 目玉となるのが「ローカル鉄道の再構築に関する仕組みの創設・拡充」です。

 これまで、鉄道ローカル線が経営危機などで「廃止になるかもしれない」という状況になったとき、地元はどうすればいいのか、国はどうすればいいのか、鉄道会社はどうすればいいのか、という仕組み作りが明確化されておらず、その場その場で地元協議会と鉄道会社とのあいだの協議によって方針が決定されてきました。

 これを明確化するのが、今回の改正地域交通法です。

 経営危機が発生すると、まず自治体または鉄道事業者から、国による「再構築協議会」を創設するよう要請が行われます。創設にあたっては、関係自治体の意見が聴かれます。

「再構築協議会」では、利便性・持続可能性の向上を図る方策を協議し、実証事業を行ったあと、最終的に「鉄道輸送の維持・高度化」「バス等への転換」のいずれかを選択し、「再構築方針」を作成します。

 ここで行われる実証事業も、「地域公共交通再構築調査事業」として国が半額を負担します。

「再構築方針」が立てられると、鉄道維持ならそのため「鉄道事業再構築事業」により国の補助金が自治体へあてられます。バス転換なら「地域公共交通利便増進事業」として国の補助金があてられます。

「鉄道輸送の維持・高度化」というのは、たとえば老朽化した設備の撤去や、軌道の高速化、行き違い設備の改良、駅舎の機能強化改修、新規車両導入、企画列車の運行など、「鉄道を再び活性化するための準備」の多岐にわたります。

 鉄道の存廃に対し、国がリーダーシップを取っていくことをはっきり宣言する、今回の法改正。

 果たして、法改正後の「再構築協議会の創設要請」の第1号は、どの鉄道路線になるのでしょうか。

【了】

【画像】えっ…!これが「長期運休中」の鉄道路線です

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス