国道51号"四街道の大渋滞"いつ解消? 4車線化は”半世紀の悲願” 北千葉拡幅はどこまで進んでいるのか

用地取得もほぼ終わりかけとなっています。

4車線開通を望む四街道市

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2010年に一部4車線化した千葉市内の国道51号(画像:Google Earth)。

 千葉市中心部や京葉道路から北東へ、佐倉市方面へのびる「国道51号」。大動脈ですがいまだに2車線道路が残っていて、四街道市内を中心に、朝夕は長い渋滞が続きます。

 これを4車線拡幅し、交通が詰まらないようにするのが「北千葉拡幅」の事業です。現在どうなっているのでしょうか。

「北千葉拡幅」は、京葉道路の貝塚ICから佐倉市境までの7.6kmを4車線化するもの。1971(昭和46)年に始まりましたが、完成したのは半分ほど。2010年までに御成街道をすぎた若松町までが4車線完成し、そこからが2車線のまま、事業中です。

 2023年度の国予算を見ると、今年度は10億円の予算が充てられ、そのうち工事費が2000万ほどとなっています。現在は用地買収が中心で、その進捗は85%。しかし用地が買えたところから一応の工事はおこなわれているようで、「改良工事」つまり整地の段階となっています。

 この先行工事の場所は、四街道市内の国道51号でも特に悪名高い「吉岡十字路」交差点付近。JR四街道駅から御成台・千城台方面をむすぶ県道がここで交差しているため、渋滞ポイントとなっています。

 交差点周辺は2013年に工事スタート。現地では約500mほどにわたり整地や仮舗装が進んでいて、用地を暫定のガードレールで塞いでいる状況。「最終的にあそこまで広がるんだな」と車窓から分かる具合です。

 なお、終点側で交差する県道も4車線事業がおこなわれていて、2021年に約2kmが開通しています。この付近では国道側も2021年にようやく工事着手しています。

 四街道市にとって国道51号は生活に密着した重要道路。ことし6月の市議会でも議員が「日々交通渋滞が続いておりますので、4車線化が進むことは大変喜ばしいことと思います」と話しています。

【了】

【国道51号「北千葉拡幅」ルートと工事状況を見る】

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