町田の「鎌倉街道」4車線化が進行中「薬師池の大渋滞」いつ緩和? 用地取得"99%完了"の区間も
町田リス園に入るまでが混雑で大変!
町田市内の「狭いまま」鎌倉街道少しずつ拡幅準備
鎌倉街道は、国分寺方面から下りてきた「新府中街道」を引継ぎ、多摩川をわたり、京王永山駅付近からさらに南下して、町田市役所を経由して国道16号まで抜けていきます。多摩エリアから町田市街へまともな道路ネットワークが無いなか、貴重な南北軸となっています。
ただ、鎌倉街道は町田市内で古い2車線のままとなっていて、今井谷戸など渋滞ポイントが各所にあります。それを4車線化する事業が進められています。
多摩川からずっと続いてきた4車線道路は、町田リス園の手前あたり、芝溝街道との交差点で終わります。そこから薬師池・本町田の工区が2車線を4車線に拡幅中。町田中央公園の手前で鶴川街道が合流するところからは、幅広2車線として、すでに拡幅工事が完成済みとなっています。
●薬師池工区:用地取得率47%(北側)、30%(南側)
2015年に事業化が完了し、用地取得完了に向けて進められている段階。一部で拡幅部の切土部の擁壁が完成していますが、それ以外は目立った工事まで至っていません。
●本町田工区:用地取得率99%
土地収用法の事業認定を受けており、用地取得はほぼ完了して、あとは少しずつ工事を進めていく段階となっています。南半分の工事が大きく進んでいて、2017年に東側への拡幅が完了して車線を切り替え、現在は西側の電線共同溝設置工事をはじめ、道路構造物の建設が進んでいます。
地元からも、市政懇談会などで「薬師池公園の周辺はとにかく渋滞がひどい」と、早期の完成を求める声が上がっています。町田市は「引き続き沿道の方のご協力をいただき、早期に完成できるように、東京都に対しても働きかけをしてまいりたい」と話しています。
【了】
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