おかえり!空母になった巨艦「かが」基地に初帰還 奇しくも空母「加賀」の進水日と同日
空母になって帰ってきた!
空母化された「かが」呉基地に初めて帰還
軽空母への改修が完了した海上自衛隊の護衛艦「かが」が、2023年11月17日(金)に初めて呉基地に帰還しました。長期間の改修を経て、本来の基地に戻ったことになります。旧日本海軍の空母「加賀」の進水日も11月17日で、奇しくも同日になりました。
「かが」は基準排水量1万9500トン、全長248mにおよぶ海上自衛隊最大の戦闘艦艇です。ヘリコプターを複数同時運用可能な、いずも型護衛艦の2番艦として進水し、2017年に就役。呉基地を拠点とする第4護衛隊に配備されています。
その後、F-35B戦闘機を運用可能にするための軽空母化改修が実施され、2022年3月下旬からJMU(ジャパンマリンユナイテッド)呉事業所のドックに入渠していました。
軽空母化改修では、艦首形状の変更や飛行甲板上の耐熱塗装、標識の塗り変えなどを実施。2023年10月には、艦名と艦番号の筆入れが行われ、約1年半にわたった改修が完了しました。改修により、艦首付近がアメリカ海軍の強襲揚陸艦のような形状になっています。
改修完了後は海上公試を行い、11月17日に呉基地のFバースに着岸しています。「かが」が呉基地に入港すると、軍港クルーズ船を運行する「呉湾艦船めぐり」や、海軍グルメを提供していることで知られる「クレイトンベイホテル」もSNSで反応。X(Twitter)で「かが」が入港する様子を紹介しています。
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