池袋発は東上線が無双!「24時過ぎても帰宅可」な家賃が安い駅ランキング 渋谷発なども
コロナ禍を経て、終電格差が生まれたといいます。
起点駅は新宿・東京・渋谷・池袋
不動産・住宅情報サービス「ライフル・ホームズ」を運営するライフルが、2023年11月末、「24時(てっぺん)を過ぎても電車で帰れる家賃が安い駅ランキング」を発表。起点とした駅は、新宿(西武新宿を含む)・東京・渋谷・池袋です。
では、左欄を駅、右欄を家賃相場とし、順に見ていきます。
●新宿編
1. 高尾(JR中央線):5万円
2. 座間(小田急小田原線):5万1000円
3. 西八王子(JR中央線)・玉川学園前(小田急小田原線)・北野(京王線):5万2000円
6. 百草園(京王線)・京王永山(京王相模原線):5万3000円
8. 相武台前(小田急小田原線)・高幡不動(京王線):5万5000円
10. 小田急相模原(小田急小田原線):5万6000円
基本的に都心から離れるほど家賃相場は安くなりますが、3位の「玉川学園前」は近隣駅と比較して家賃相場が安め。文教地区のためパチンコ店などの出店に規制があり、閑静な住宅地が広がっています(ライフル)。
●東京編
1. 二俣新町(JR京葉線):5万9000円
2. 蘇我(JR京葉線):6万1000円
3. 葛西臨海公園・検見川浜(いずれもJR京葉線):6万2000円
5. 市川塩浜(JR京葉線):6万3000円
6. 津田沼(JR総武本線)・稲毛(JR総武本線)・武蔵小金井(JR中央線):6万4000円
9. 南船橋(JR京葉線)・蕨(JR京浜東北線):6万5000円
2位の「蘇我」は、JR内房線・外房線も利用可能なほか、2駅となりには千葉県のターミナル駅である「千葉」があるため、交通利便性は良さそうです(ライフル)。
●渋谷編
1. 白楽(東急東横線):6万2000円
2. 東白楽(東急東横線)・田奈(東急田園都市線):6万7000円
4. 妙蓮寺(東急東横線):6万7500円
5. 青葉台(東急田園都市線):6万9000円
6. 大倉山(東急東横線)・市が尾(東急田園都市線)・長津田(東急田園都市線):7万円
9. 日吉(東急東横線)・三鷹台(京王井の頭線):7万1000円
渋谷編では複数路線利用可能な駅が2駅ランクインしました。6位の「長津田」は、JR横浜線・東急田園都市線・東急こどもの国線の3路線が使用可能です。また9位の「日吉」は、東急東横線・東急目黒線・グリーンラインに加え、3月に開業した東急新横浜線の計4路線が利用できます。新横浜までつながったことで、新幹線の利用もしやすくなりました(ライフル)。
●池袋編
1. 鶴ケ島・北坂戸(いずれも東武東上線):4万8000円
3. 坂戸(東武東上線):4万9000円
4. 新河岸・東松山(いずれも東武東上線):5万円
6. 霞ケ関(東武東上線):5万500円
7. 上福岡(東武東上線):5万2000円
8. 森林公園(東武東上線):5万2100円
9. 若葉・高坂(いずれも東武東上線):5万3000円
池袋編では、ランキングすべてが「東武東上線」の駅という結果になりました。東武東上線は埼玉県の寄居まで全40駅を結んでいる路線で、庶民的な街が多くあります。唯一4万円台の駅がランクインしています(ライフル)。
「ライフル・ホームズ」編集部の渋谷雄大氏は、「首都圏の各路線では、かつて都心のターミナルを深夜1時過ぎに発車する列車もありましたが、コロナ禍の2021年3月のダイヤ改正で、利用客の減少などを理由に多くの路線で終電時刻の繰り上げが実施されました。しかし、数分の繰り上げにとどまる路線もあれば、30分以上繰り上がる路線もあるなど、コロナ禍を経て『終電格差』は大きく変化しました」と話します。
■24時(てっぺん)を過ぎても電車で帰れる家賃が安い駅ランキング調査概要
データ抽出期間:2022年9月~2023年8月
対象物件:「ライフル・ホームズ」に掲載された、築40年以内、駅徒歩20分以内、専有面積15平方メートル以上40平方メートル未満の賃貸物件(掲載物件数が100件未満の駅を除く)
対象駅:新宿駅(西武新宿駅を含む)・東京駅・渋谷駅・池袋駅を起点として、平日の24時以降に発車し電車で帰ることのできる駅
家賃相場:管理費を含む月額賃料から中央値を算出
【了】
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