「あなたの行き先はこの島です」 前代未聞“行き先は当日告知”のきっぷ使ってみた 4000円で大冒険

実際に使ってみた!「島ガチャ」の結果は?

 実際に「ミステリーきっぷ」を使うべく、出発の数日前に電話で予約。今回は1人で利用しましたが、複数人の利用でも、同一の予約であれば同じ行き先にしてもらえるようです。予約が異なってしまった場合でも、窓口で申し出れば配慮はしてもらえるといいます。
 
 当日に竹芝桟橋の窓口で予約番号を伝えて発券してもらうと、すぐに「行き先は大島になります」と告げられました。滞在時間の長さでは「当たり」の島を引きましたが、大島のどこに行くかは決めていませんでした。

 ひとまず、ターミナルに置いてあった大島の観光案内パンフレットをもらい、船内で考えることにしましたが、行き先がどの島になってもいいように、各島のスポットは事前にチェックしたほうがよいかもしれません。東海汽船では、「ミステリーきっぷ」のモデルコースをサイトで公開しており、それを参考にするのもよいでしょう。

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竹芝桟橋を出港すると、レインボーブリッジの下をくぐる(乗りものニュース編集部撮影)。

 22時「さるびあ丸」は竹芝桟橋を出港。船のデッキからはレインボーブリッジや羽田空港、川崎の工業地帯の夜景を見ることができ、目的地に到着する前から既に「非日常感」を感じることができました。
 
 土休日ダイヤだったため、「さるびあ丸」は横浜(大さん橋)にも寄港。横浜出港後は消灯となり、翌朝の6時に大島の岡田港へ入港しました。
 
 大島ではかなりの下船があり、まだ暗い中、多くの人がバス乗り場へ向かっていきます。ここから島の中心部の元町、三原山山頂口、波浮港などに向かうバスが停まっており、まずは早朝から営業している温泉がある元町に向かうことに決定。バスの1日乗車券を購入しました。

 元町港の近くにある御神火温泉は、6時30分から営業しており、早朝に大型客船で到着した利用者にとっては有難い施設です。温泉に浸かった後は、朝食も兼ねてしばし座敷で休憩しました。

【画像】超絶景!これが「4000円で大冒険」できる場所です。

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