新東名からまるで「高速飯田線」28kmつながる! 「三遠南信道」開通する“断絶区間”みてきた! 超走りやすいけど“その先”が要注意!?

三遠南信道の鳳来峡IC~東栄IC間がまもなく開通し、新東名から約28kmの自動車道が1本につながります。この区間だけ“断絶”していたのには、ワケがありました。

飯田線・国道・そして「無料高速」が開通

 国土交通省 浜松河川国道事務所は2026年2月18日、翌月に開通を控えた三遠南信道の鳳来峡IC~東栄IC間を報道陣に公開しました。

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三遠南信道の東栄IC付近。断絶していた鳳来峡IC-東栄IC間がつながる(乗りものニュース編集部撮影)

 三遠南信道は長野県飯田市と静岡県浜松市を結び、中央道と新東名高速を短絡する約100kmの高規格道路です。中部地方の山間部を貫くJR飯田線におおむね並行するルートで、全線が2車線で通行無料です。

 うち新東名側は、浜松いなさJCT-鳳来峡IC(愛知県新城市)間13.9kmと、今回の開通区間をはさんで東栄IC~佐久間川合IC(静岡県浜松市)間6.9kmが開通済み。断絶している鳳来峡IC~東栄IC間7.1kmがつながれば、新東名から北へ向かう約28kmの高規格道路が1本になります。愛知県東部や、静岡県北西の山間部へのアクセスが格段に容易になります。

 並行する現道といえるのが、飯田線に沿う国道151号で、新たに開通する鳳来峡IC~東栄IC間は2つの道路と1つの鉄道が並走する形となります。

 前後区間が開通して、ここが“断絶”していたのも、両端で接続する国道151号を代替路として使いやすいためだったとか。「より脆弱で緊急性の高い前後区間を先行して開通させることで、便益をより高めた」と浜松河川国道事務所の池田順一郎計画課長は話します。

 とはいえ、鳳来峡IC~東栄IC間の国道151号も、2020年には土砂崩れで通行止めになるなどしており、「災害に強い道路が必要なことに変わりはない」といいます。151号は新城市と東栄町のあいだが「池場坂」と呼ばれる急勾配・急カーブの連続する峠越えです。

 これに対し、三遠南信道は7つの高架橋と、全長3566mの「三遠池場坂トンネル」を含む4つのトンネルで山を貫きます。鳳来峡IC~東栄IC間の所要時間を5分短縮させるということですが、走りやすさは段違い。心理的な負担を軽減する効果は大きいでしょう。

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