「鋼鉄の獣」ついに姿現す!ウクライナ待望の戦車「M1エイブラムス」が到着 国防省が動画公開
ウクライナに「アメリカの鋼鉄の獣」が到着。
31両のM1A1「エイブラムス」をウクライナに供与
ウクライナ国防省は2024年1月7日(日)、アメリカから供与されたM1A1「エイブラムス」戦車の動画を公式X(旧ツイッター)で公開しました。動画では、ウクライナ軍の戦車兵を乗せたM1A1が泥道を走行する様子を紹介しています。
アメリカはM1「エイブラムス」の最新シリーズであるM1A2をウクライナに供与する予定でしたが、供給に時間を要するため、予備保管されていたM1A1を引き渡す方針に変更しました。M1A1は31両がウクライナに供与されることが決まっており、改修によってM1A2に近い能力が付与されています。
供与されるM1A1は、2023年5月にドイツに送られ、ここでウクライナ兵の教育訓練を実施。ウクライナのゼレンスキー大統領は2023年9月、供与されたM1A1が国内に到着したことを明らかにしていました。また、2023年11月には、ウクライナ軍に供与されたM1A1とされる写真がSNSに出回っていました。
ウクライナ軍のM1A1を鮮明に捉えた写真や動画は、まだ非常に少なく、ウクライナ国防省が公開した今回の動画は貴重なものと言えます。供与されたM1A1にはNATO(北大西洋条約機構)軍仕様の3色迷彩塗装が施されていることが確認できます。
ウクライナ国防省は、公式Xで「ウクライナ軍の有能な手に渡ったアメリカの鋼鉄の獣。エイブラムス戦車は新たな戦闘任務に備える準備ができています」とコメントしています。
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