大踏切も激低ガードも消えた!「梅田貨物線」廃線の今 急速に薄れていく鉄道の痕跡

2023年3月に廃止された、大阪駅周辺の地上を走る「梅田貨物線」。かつての貨物駅の跡地では再開発が急ピッチで進み、貨物線の跡地も急速に変貌しています。

広大な貨物ヤードの記憶

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大阪駅西側の貨物線を走っていた特急「くろしお」(乗りものニュース編集部撮影)。

 大阪の一等地ともいえるJR大阪駅の北側には、かつて広大な貨物ヤードがありました。2013年までは「梅田貨物駅」として、鉄道貨物の荷下ろしや積み込みが行われていました。廃止後は、その脇の線路を貨物列車や特急「はるか」「くろしお」などが短絡線として通過していくだけになり、跡地には「グランフロント大阪」が開業しました。

 その残ったヤード部分も「うめきたエリア」として再開発が進んでいます。貨物線の地下化も進められ、貨物ヤードの記憶は薄れていき、昔の写真で懐かしむ遠い過去になってしまいました。

 そして2023年3月、新設された地下線に大阪駅の「うめきた地下ホーム」が開業。貨物列車や特急「はるか」「くろしお」はこの地下線を通るようになり、地上の貨物線もついに廃止となってしまいました。

 それから1年が経過しようとしています。かつて梅田にあった貨物線は、現在どうなっていて、将来どうなるのでしょうか。

【画像】えっ…!これが「梅田貨物線」跡地の現在の様子です

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