大踏切も激低ガードも消えた!「梅田貨物線」廃線の今 急速に薄れていく鉄道の痕跡

2023年3月に廃止された、大阪駅周辺の地上を走る「梅田貨物線」。かつての貨物駅の跡地では再開発が急ピッチで進み、貨物線の跡地も急速に変貌しています。

消えた踏切と線路、現状は

 現地を歩いてみると、「貨物線が無くなったんだな」と実感するのが、南側で大阪駅につづく道路を横断していた「西梅田一番踏切」の喪失です。だだっ広い道路からは線路と踏切設備が撤去され、いまや面影がほとんどありません。旧踏切の北側は高い工事用フェンスで覆われていますが、南側は貨物線の路盤が残されていて、かろうじて線路の名残をとどめています。

 2024年9月に完成予定のノースタワーは、すでに完成に近づいています。旧線路数本分のスペースだけ残して区画いっぱいまで建てられているこのビルは、線路の現役時代もすでに通過列車が肩身狭そうに横を通り抜けていました。

 いっぽう、ノースタワー北側、旧ヤードの北端部分は、留置線はすでに無いものの、広い空き地がそのまま残されています。先述のとおりここは高層マンションが建てられる予定で、開業順番はまだ先。最後まで「貨物ヤードの記憶」を残すのは、阪急や国道176号の跨線橋から見えるこの部分かもしれません。

 さらに新大阪側、阪急中津駅北側の築堤部は、かろうじて原形をとどめている状況。道路交差部はすでに橋桁が撤去され、「歩くのも大変なほど天井の低いアンダーパス」も、すでに過去のものになっています。

 そこからさらに東へカーブするあたりで新設された地下線の入口が見えてきますが、阪急からそこまでのあいだは「都市計画道路」に設定されています。将来的には築堤がすべて地上レベルまで撤去され、既存の側道を取り込んで幅広の道路となる予定です。

【了】

【画像】えっ…!これが「梅田貨物線」跡地の現在の様子です

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