北陸新幹線の敦賀開業「遅らせるつもりはない」石川県知事 「能登を支えて」復興の弾みに
開業延期か?の声を一蹴。
北陸新幹線の敦賀開業に言及
石川県の馳 浩知事は2024年1月10日の記者会見で、3月16日に予定されている北陸新幹線の金沢~敦賀間について、「この開業日を遅らせる、遅らせてほしいと要望するつもりはありません」と表明しました。
この会見は能登半島地震の被災地へのメッセージがメインでしたが、北陸新幹線にも言及。敦賀開業について「ぜひともスケジュール通りお願いします」と発言しました。
「奥能登は大変厳しい状況ですが、金沢や加賀の観光地、人の交流、こういった交流を絶やすことは考えておりません。こうした経済活動を通じても、やはり石川県を、能登をぜひお支えいただきたい」
こう話し、県庁としても準備を進めていくとしました。
敦賀開業で石川県内には、小松と加賀温泉の2駅が新たに開業します。「小松などは、小松空港と航空自衛隊小松基地と、そして新幹線小松駅と、車でももう7、8分ですから、直結すると考えて結構です」と説明。災害対応や復興に弾みをつける思いを語りました。
その一方、今回の地震では未だ100名近くが行方不明であることから、救出を最優先に道路の規制などを行っているとのこと。地震活動が収束したという宣言もできないため、「個人的なボランティア等来ていただくことは、2次被害に直結しますので、お控えいただきたいと思います」と釘を刺しました。
【了】
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