廃止間近の金沢行きサンダーバード 実質“24両”で大阪から臨時運行 すごい輸送力!
まもなく見納めとなる金沢行き。底力を見せたのでしょうか。
予定では金沢着「同時刻」!?
2024年1月1日(月)に発生した「令和6年能登半島地震」では、北陸地方を中心に鉄道網へも被害が生じています。JR西日本では、氷見線や七尾線で終日の運休が決定しているほか、北陸本線や高山本線などでも大幅な遅れが発生しており、特急列車にも影響が出ています。
そのようななか1月2日(火)、同社は大阪~金沢間などを結ぶ特急「サンダーバード」で臨時列車を運行。95号および97号がそれぞれ新大阪・大阪発 金沢行きとして設定されましたが、ほぼ同時刻の運行となり(京都駅発時点で1分差)、12両編成2本の“実質24両編成”としての輸送力を発揮しました。
95号は新大阪11時16分発、97号は大阪11時12分発。終点へは同時刻の13時56分着予定です。なお実際は、両編成は5分程度の差で金沢駅に到着したとのことでした。途中停車駅は京都、敦賀、武生、鯖江、福井、芦原温泉、加賀温泉、小松。ダイヤは定期87号と同じでした。
ところで「サンダーバード」は、来る3月16日(土)の北陸新幹線の延伸開業に伴い、運行区間が大阪~敦賀間に短縮されます。敦賀駅では新幹線へ接続することになりますが、「サンダーバード」は「北陸行き特急」ではなく「新幹線アクセス特急」という存在に変わります。
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