湾岸戦争以来 32年ぶりの戦果を上げたイギリス海軍艦艇「9機分の撃墜マーク」をつけ再び任務へ

補給と整備を終え再び紅海へ。

計3回の攻撃を撃退し9機の無人機を撃墜

 イギリス国防省は2024年2月21日、紅海での商船防衛任務から補給のためイギリス領ジブラルタルに帰還した45型駆逐艦「ダイヤモンド」の乗組員を、ジェームズ・ヒーピー国防担当閣外大臣が訪問したと発表しました。

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ジブラルタルに停泊する「ダイヤモンド」(画像:イギリス海軍)。

 同艦は、紅海で商船への攻撃を続けているイエメンの反政府武装組織フーシ派から船舶を守るために、2023年11月から2024年1月末まで任務についていました。ジブラルタルには2月10日に到着したそうで、同地で補給や整備を行っています。

 2023年12月17日には、商船を標的にしていた無人航空機を撃墜。これは、イギリス軍にとっては1991年の湾岸戦争以来の飛行目標の撃墜記録になりました。当初フーシ派は、パレスチナのガザ地区を攻撃するイスラエルと関係のある商船を攻撃すると宣言していましたが、同国との関係が希薄な商船も標的になっており、商船防衛は同海域では重要な役割となっています。

 イギリス国防省の報告によると、「ダイヤモンド」は派遣中にフーシ派の攻撃を3回受け、計9機の無人航空機と自爆ドローンなどを撃墜したとのことで、船体には撃墜マークも描かれています。ヒーピー閣外大臣は商船の航行の自由と命を守った乗組員たちを称え、イギリス海軍の「プロスペリティ・ガーディアン作戦(紅海での米英主導の商船防衛作戦)」への貢献に深く感謝しました。

 2月初旬からイギリス海軍の紅海での商船防衛任務は23型フリゲート艦「リッチモンド」が行っていますが、イギリスメディアの報道によると、「ダイヤモンド」は再び紅海での任務につくために、近いうちに出港するようです。

【了】

【過酷な任務の痕跡】ススで黒くなる対空ミサイルの発射口(写真)

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