まるで双頭竜な「世界最大の飛行機」から「ナゾの爆速航空機」ドカーン! その驚愕の光景
ついに偉業達成!
全幅約117mの母機から
ストラトローンチ・システムズは現地時間2024年3月9日、極超音速飛行試験機「Taron-A」の初の動力飛行に成功したと発表しました。この機は、同社が保有する世界最大級の飛行機「ロック(Roc)」に乗せ空まで運ばれ、空中発射が実施されています。
空中発射母機となったロックは、「空飛ぶロケット発射台」として開発された飛行機で、初飛行は2019年4月。世界に1機しかなく、6発のエンジン、約73mの全長、そして飛行機としては世界最大となる約117mの全幅をもちます。またこの機は、胴体のあいだのスペースにロケットなどを搭載するため、1つの機体に2つの胴体がついた「双胴機」のスタイルを採用。大きさ、その形とともに唯一無二の飛行機となっています。
現在ストラトローンチ・システムズでは、ロックに極超音速飛行試験機「Taron-A」を搭載し、「極超音速飛行」のサービス化を予定しています。
今回空中発射された「Taron-A」は、エンジンの点火や加速、持続的な高度上昇、および着水時の機体制御などの飛行試験を行ったとのこと。同社によると、試験でこの機は「マッハ5に近い超音速速度に達した」とのことです。
【了】
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