「この仕事、区間準急でお願い!」西武電車の“懐かしい種別板”がグッズに! 仕事ツールにも使える?
西武の旧101系電車で使われていた種別板が、3種類のグッズとなって登場します。
西武鉄道の習慣がヒントに
西武鉄道は2024年3月14日、現役乗務員のアイデアから生まれた「種別板」グッズを23日から販売すると発表しました。
種別板は、「急行」「快速」といった列車種別が書かれた表示板です。西武では旧101系電車まで使われ、乗務員が手作業で掲示していました。2004年(ワンマンは2010年)頃からは、方向幕やLED表示器に切り替わっています。
今回登場するグッズは、A4クリアファイル、アクリルクリップ、トレーディングアクリルキーホルダーです。種別板を当時のデザインで再現したといいます。
ちなみに西武は列車種別が比較的多く、今回のグッズも快速急行・急行・通勤急行・快速・通勤快速・準急・通勤準急・区間準急に加え、ワンマンを含む9種類が用意されます。
A4クリアファイルは、急行・ワンマンセット(急行・通勤急行・ワンマン各1枚)、快速セット(快速・通勤快速・快速急行各1枚)、準急セット(準急・通勤準急・区間準急各1枚)の3種で、各990円(税込)です。
クリップは、仕業表(乗務員の乗務予定を記載した行路表)に付けている乗務員手作りの種別カードから着想を得て作ったといいます。商品はクリアファイルと同様の3個セット3種で、各1650円(税込)です。
キーホルダーは、1個770円(税込)。ブラインドパッケージでの販売で、中身はクリアファイルやクリップと同じ9種のほか、シークレットもあります。中身は選べません。
未開封10個入りの箱には全10種が入っていますが、まれに揃わないことがあるといいます。仮にその場合でも、交換対応はできないそうです。
3月23日のみ、10時から15時まで、所沢駅南改札内の屋外デッキ付近で、一人あたりの個数制限を設けて販売されます。24日以降は、「西武鉄道オンラインショップ」で取り扱います。
西武によると、同社の鉄道部門で人に業務を依頼する際、「急行」や「準急」といった列車種別で緊急度を伝える習慣があるといいます。
今回の商品は、急ぎの書類には「急行」を、時間に余裕のある案件は「準急」を使うなど、優先度を分かりやすく伝えられる便利グッズと説明しており、「新たなコミュニケーションツールとして使用してみてはいかがでしょうか」と提案しています。
【了】
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