「乗るのが難しすぎる支線」も抱えるローカル線、どう利用されてるの…? サスペンスみたいなダイヤ 車両は“残り5両だけの珍車”も

山口県西部を走るJR小野田線は、際立った特徴を持つ路線です。全長13.9kmながら、運転本数がわずかな支線もあります。同線の「これまで」と「今」を見ていきます。

「荷物車の生き残り」が行き交う

 JR小野田線は、山口県西部の居能駅と小野田駅を結ぶ11.6kmの鉄道路線です。途中の雀田駅から長門本山駅に向かう2.3kmの支線(通称・本山支線)もあります。

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JR小野田線本山支線のクモハ123形電車(安藤昌季撮影)

 小野田線は1915(大正4)年、当時の小野田軽便鉄道が小野田~セメント町(現・小野田港)間を開業させたことに始まります。線路は石灰石輸送を目的に敷設され、セメント町の地名は現地に今も残っています。

 昭和初期には、炭鉱からの石炭の積み出しや鉱員輸送などを目的に、宇部鉄道・宇部電気鉄道・小野田鉄道(小野田軽便鉄道を改名)の3社がこの地域に線路をバラバラに敷設。このため駅は互いに離れており、乗客は街の中を歩いて乗り換える必要がありました。

 1943(昭和18)年、石灰石や石炭を運ぶ鉄道は国防上、直接管理が必要との方針からこれら3社の路線は国有化されます。このとき小野田線ができますが、周囲の線路はまだ分断が残っていました。

 1947(昭和22)年、線路の整理に伴い小野田線は宇部西線に編入されて一旦消滅。1952(昭和27)年には新線切り替えや路線名の変更などがあり、改めて小野田線の名前が復活。そして全線が電化されて、ほぼ現在の形となりました。

【写真】これが小野田線&本山支線を走る「珍車」です

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