もうキャパ限界!「首都圏に新空港」最適解はあるのか? 実はいい方法あります!

首都圏は世界的にも有数の巨大経済圏でありながら、主要な空港が羽田空港と成田空港のふたつしかありません。実はもはやキャパオーバーと言える状況。現実的な対策はあるのでしょうか。

羽田、成田、そして茨城あっても「足りない」

 せっかく定刻よりも早く着陸して駐機位置まで着いたのに、バスが来ないので機内で待たされる――そんな残念なことがすでに羽田空港で起きています。羽田空港ではボーディングブリッジ(搭乗橋)がすでに不足しているのです。つまり、首都圏の空港のキャパシティが限界に達しつつあるということです。これには対策はあるのでしょうか。筆者には、ひとつ考えがあります。

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羽田空港(乗りものニュース編集部撮影)。

 首都圏は世界的にも有数の巨大経済圏でありながら、主要な空港が羽田と成田のふたつだけという脆弱さは昔から指摘されており、首都圏第三空港の構想はおよそ30年前からありました。2010年には航空自衛隊百里基地を共用化して茨城空港が開港しましたが、都心から遠いことに加え、首都防空の要という基地の性格上、民間機の使用には制限が多く首都圏第三空港としては不十分です。

 一方、その空港の候補地は、国土交通省のホームページに掲載されている場所だけで16か所に上りますが、果たして、そのなかに現実的な候補地はあるのでしょうか。

 関東平野は国内で最も多くの飛行場が集中している地域で、その上空には、目には見ない管制空域の境界線がいくつか設定されています。

 そこに新空港を建設するとなると、すでに割り当てられている空域に割り込むように新たな空域を設けることになります。空域の構造が複雑になると航空管制が複雑になり、それは管制業務が増えることを意味します。航空管制の合理化を進めている国土交通省にとっては頭の痛い問題であると同時に、新たな空港を作っても運航便数に制約が生じる可能性があります。

 また、空港候補地のうち10か所が東京湾内にあります。東京湾上空にはすでに羽田空港への進入経路と出発経路が設定されているほか、自衛隊木更津基地の空域も存在します。そこに新たな飛行経路を設定することは、経路同士が接近するため安全面で問題があります。

 また、東京湾は海上交通が極めて過密な海域であり、これ以上海面を埋め立てることは船舶への影響が大きいことに加え、環境破壊への懸念もあります。さらには大地震による津波の危険性、そして建設コストなど、新空港としては問題が多すぎるのです。

 そこで、筆者が首都第三空港として提案したいのは、新たな空港の建設ではなく、既存飛行場の活用です。

【画像】超変わる! これが「未来の成田空港」の姿です

【特集】羽田、成田から下地島まで…全国の空港特集

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