どんな意味? ダンプカーの荷台に「足立 営 12345」などの表記 ナンバープレートあっても必要?

付けるようになったのは大きな事故がきっかけ

 なぜナンバープレートとは別に、ダンプカーの荷台にその車両の所属を示すゼッケンが表示されているかというと、とある事故がきっかけとなっています。

 1966年12月15日、現在の愛知県豊田市の国道153号で、居眠り運転していたダンプカーが、一時停車していた小型トラックに追突し、その2台が園児約50人の列に突っ込み、園児10人、保育師1人が死亡する事故がありました。当地に慰霊碑も作られている「猿投ダンプ事故」と呼ばれるこの事故以外にも、当時ダンプカーによる事故が多発していました。

 この惨状を受けて1967年には規制法が成立。ナンバープレートが現場作業などで汚れて確認が困難な場合でも、ゼッケンで使用者を判別しやすくし、無謀な運転を抑制するという目的がありました。

 なお、半世紀以上経過した2024年現在においては、事業者の負担や、事故件数が減っていることを理由に、トラック協会などから関係当局へ規制緩和の要望も寄せられています。

【了】

【あ、そうそういう意味が…】これが、ダンプカーのゼッケン表す事業者です(写真)

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