流すと「ジュゴッ!!」列車のトイレなぜあんなに“スゴイ音”がするの? “垂れ流し”から130年の歴史!?

列車のトイレといえば、流す際に「ジュゴッ!!」という大きな音がするのが一般的です。一体、どのような仕組みになっているのでしょうか?

循環式から真空式へ

 その後、便器内を青い水が流れることでおなじみの「循環式」が導入されていきます。循環式は、貯留タンクに溜めておいた初期水に、希釈された薬剤液を水ポンプで組み上げて便器を洗浄し、その洗浄水を循環使用するという仕組みです。

 循環式では、排泄物が消毒液と水の混合液によって流されます。便器を流れる青い水は、この消毒液の色です。この方式は東京オリンピックが開催された1964(昭和39)年、新幹線に搭載されたことで、列車トイレにおける主流となっていきました。

 この循環式の登場により、これまでのように汚水が線路上に垂れ流されることはなくなりました。しかし、その一方で徐々に洗浄水の汚れが目立つようになり、そこから発生する悪臭をいかに抑制するかといった課題が生じました。

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E131系電車600番台のトイレ(画像:写真AC)。

 真空式は、そうした経緯と課題を踏まえて開発。前出の担当者は「さまざまな鉄道事業者様に採用いただいております」と話し、今では「ジュゴッ!」と音のする真空式が多くの鉄道で導入されています。

 ちなみに、旅客機でも真空式と同様の原理で排泄物が吸い込まれる「バキューム式」が主流となっています。吸い込まれた排泄物が駆け抜ける速度はとてつもなく高速で、総2階建ての超大型旅客機、エアバスA380の場合では、およそ時速130マイル(約210km/h)で配管を通るとされています。

【了】

【「ジュゴッ!!」→ブツはどこへ?】真空式トイレの仕組みを図解(画像)

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