終電後の成城学園前駅で珍事! 「夜行ロマンスカー」の乗り継ぎ駅に 今だけの貴重な2ショットが実現
小田急線では、毎年お盆の時期にロマンスカーが夜行列車として運行されることが恒例となっており、2025年は「リレー形式」。乗り継ぎ駅で珍しい2ショットが実現しました。
珍しい「リレー形式の夜行ロマンスカー」が運行される
小田急線では、毎年お盆の時期にロマンスカーの夜行列車が走ることが恒例となっており、今年は2025年8月16日(土)から17日(日)にかけて、「EXE」30000形と「GSE」70000形がリレー形式で「小田原発・小田原行き」として運行されました。乗り継ぎ駅となった成城学園前駅では、終電後の午前3時にロマンスカー「EXE」と「GSE」が並ぶという“珍事”が起きました。

今回運転された夜行のロマンスカーは、小田急電鉄と小田急トラベルが実施したツアー「EXE30000形&GSE70000形で行く、夜通し乗り継ぎリレーミステリー」の参加者を対象とした、小田原駅発着の団体臨時列車として運行されたものです。
当日は「EXE」が小田原→新百合ヶ丘→唐木田→新百合ヶ丘→成城学園前、「GSE」は成城学園前→新宿→小田原という経路で運転。途中、新百合ヶ丘駅で「EXE」単独の撮影会、成城学園前駅で「EXE」と「GSE」を並べた撮影会が開催されました。
昨今は全国的に夜行列車の臨時運行や旅行商品としての運行が増え、ちょっとしたブームとなっていますが、2つの列車を乗り継ぐリレー形式で運行されるのは非常に珍しいケースです。
当日に夜行列車として運行された「EXE」は、「EXEα」としてリニューアルされていない未更新車を充当することが事前に告知されていました。定期列車では「EXE」未更新車と「EXEα」は共通運用となるため、どちらが来るかは運次第。「EXE」未更新車の乗車や撮影を望んでいた鉄道ファンにとっては嬉しい企画となりました。
小田急電鉄のツアー企画担当者によると、「EXE」未更新車は2編成しか残っておらず、1編成(30055F+30255F)は今年6月、部品取りのために側面の行先案内表示器を3色LEDからフルカラーLEDに交換したほか、前面にある愛称表示器を使用停止としたため、原型を保っているのは1編成(30057F+30257F)のみだそうです。ツアーでは、この原型を保った編成を使用するために調整を進めてきたといいます。
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