「今のうちに買っとけ!」超人気オートバイ「ハンターカブ」旧型こそ“狙い目” なんで?

新アクセサリーの設定もスタート

 新たに登場する「2025年モデル」は、デザイン面では現行型をそのまま引き継いでおり、新設計のエキゾーストパイプとプロテクターを除いて外観に大きな変更はありません。ただし、部品共通化によるコストダウンのためなのか、ミラーはレブル250やCL250と同じものに変更されます。

 装備面での話題は、新たに「ダックス」や「モンキー」に純正アクセサリーとして設定される「クロック&ギアポジションメーター」の装備が可能になることです。これは、2万4420円+工賃のエクストラフィーを支払うことでスピードメーター左側に装着できます。なお、このオプション装備は現行型の「ハンターカブ」にも装着できるようです。

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今回のマイナーチェンジによって「CT125ハンターカブ」の燃費はWMTCモードで63.7km/Lから66.9km/Lに向上するが、性能や装備、使い勝手は現行モデルとほとんど変わりがなく、実質的には3万3000円の値上げとなる。乗り出し金額は50万円を超え、今や「カブ」もすっかり高級バイクだ(画像:タイホンダ)。

 ニューモデルとして登場する「CT125ハンターカブ」の販売価格は47万3000円を予定しています。これは現行型よりも3万3000円の値上げです。生産国タイでの販売価格は8万8900バーツ(邦貨換算で39万2232円)と旧モデルから据え置きされており、今年の春から夏にかけて同じエンジンを積む「スーパーカブC125」や「モンキー125」「ダックス125」のマイナーチェンジが行われましたが、その際の値上げは1万~1万1000円でした。なぜ「CT125ハンターカブ」だけが、3万3000円と大幅に販売価格を引き上げたのかは、理解に苦しむところです。

 すでに現行型の「CT125ハンターカブ」は受注を停止していますが、ホンダの販売店には在庫車がいまだ豊富に残っています。「2025年モデル」はわずかに燃費が向上しているものの、性能や装備、使い勝手は現行モデルとほとんど変わりがありません。実質的な値上げであることを考慮すると、「どうしても新色が欲しい」などの理由がないのであれば、現行モデルを買った方が支払う金額が少なくて済むでしょう。

 こうした理由から、「CT125ハンターカブ」の購入を考えている人は、在庫車がなくなる前に現行型の購入をオススメします。

【了】

【買うならお早めに】これが新モデルで廃盤になりそうな色の「ハンターカブ」です(画像)

Writer: 山崎 龍(乗り物系ライター)

自動車やクルマを中心にした乗り物系ライター。愛車は1967年型アルファロメオ1300GTジュニア、2010年型フィアット500PINK!、カワサキZX-9R、ヤマハ・グランドマジェスティ250、スズキGN125H、ホンダ・スーパーカブ110「天気の子」。著書は「萌えだらけの車選び」「最強! 連合艦隊オールスターズ」「『世界の銃』完全読本」ほか

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