ロシア軍の“最新ステルス機”友軍に撃墜される? ウクライナ領内で残がい発見か

まだ試作段階の機体。

まだ実戦部隊配備前のステルス無人機

 ウクライナ政府の公式サイトである「ユナイテッド24」は2024年10月6日、S-70「オホートニク」がウクライナ領内のドネツク州チャシウ・ヤル方面に墜落した可能性があると報じました。

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離陸する直前のS-70「オホートニク」(画像:ロシア国防省)。

 この情報は、ロシア空軍の非公式テレグラムチャンネル「Fighterbomber(ファイターボンバー)」から第一報があったそうで、すでにユナイテッド24のほか複数の海外メディアが報じています。

 同機は、ステルス性能を備えたスホーイ設計局製の全翼機タイプの大型無人機で、同じくスホーイ製の最新鋭有人戦闘機Su-57との共同任務を行うために開発された機体と見られています。

 拡散された動画によると、戦闘機と見られる機体がオホートニクに対しミサイルを発射し撃墜する様子が収められています。

 同機はまだ試作段階であるとされています。そのため、なんらかの理由でテスト中のオホートニクが制御を失い、ウクライナの勢力圏に侵入したため、ロシア軍機が機密保持のために撃墜した可能性があるようです。ほかにも、撃墜した戦闘機はウクライナ軍機であるという報道もあります。

 今回のウクライナ領内墜落が真実であれば、オホートニクの残がいからウクライナだけではなく、アメリカをはじめとするいわゆる西側諸国に、ロシア側の最新技術の詳細が伝わる可能性もあります。

【了】

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