ウクライナ 対自爆ドローン用ドローンを公開「対空ミサイルよりはるかに安い」その性能とは

コスト抑制に効果を発揮か?

自爆ドローンを追跡して撃墜する

 ウクライナ政府の公式サイト「ユナイテッド24」は2024年10月24日、同国で開発した対自爆ドローン用ドローン「スティング」の動画を公式Xで公開しました。

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キーウ攻撃に使用された「シャヘド136」の残骸(画像:キーウ市国家管理局 )。

 このドローンは、イラン製の自爆ドローン「シャヘド136」や、同ドローンと同じような性能を持つロシア版の「ゲラン2」などに対応します。開発はウクライナのドローン開発グループ「Wild Hornets(ワイルド ホーネッツ)」が担当したようです。

 これまで同ドローンが目標を探しながら高高度で徘徊している場合は、対空ミサイルで撃墜するか、航空機がその高度まで接近して迎撃する必要がありました。

「スティング」は、そうしたコストのかかる防空の安価な代替方法として開発されています。高度約3000mまで上昇し、最高160km/hで「シャヘド136」などを追跡。接近後はカメラ兼弾頭の機体機首部分を爆発させ撃墜するようです。

 操作方法はFPVドローンと同じく、ドローンオペレーターがVRゴーグルを付けた状態の一人称視点になるようです。将来的には、敵の無人機をより正確に追跡できるAI照準システムが搭載される予定とのことです。

【了】

【ミサイル攻撃以上に多い】頻繁にウクライナ攻撃に使用される「シャヘド136」(写真)

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