あえて「こだま」でもいいんじゃない? グリーン車をお得に堪能! 東海道新幹線を「ゆったり」「安く」旅するワザ

東海道新幹線の「こだま」は、各駅に停車するため時間がかかるイメージですが、だからこそゆっくり、じっくり新幹線の旅を堪能できるのがメリットです。しかも「のぞみ」より安く利用できます。どのような方法があるのでしょうか。

「ぷらっとこだま」のメリットとデメリット

「ぷらっとこだま」は、JR東海ツアーズが販売する募集型企画旅行です。ただ、実際には「ちょっと制約の多いきっぷ」と考えても差し支えありません。「エクスプレス予約」「スマートEX」の会員登録が必要ですが、会費無料の「スマートEX」でも大丈夫です。

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東海道新幹線N700Sのグリーン席(画像:写真AC)。

 値段は東京~名古屋間が9720円、東京~新大阪間が1万2470円。「EXこだまグリーン早特3」に比べると割高ではありますが、直前でも比較的空きが見つかりやすい点はメリットです。

 購入は乗車前日の23時30分まで可能で、シートマップによる座席指定もできます。チケットレスで券売機に並ぶ必要はなく、乗り換え改札口の利用も可能です。この辺りは「エクスプレス予約」「スマートEX」と同等の恩恵を受けることができます。

 さらに電子チケットによる1ドリンク引換券が付いており、乗車日当日から8日間まで引き換えが可能であることもうれしいポイントです。対象ドリンクは指定の駅売店で販売されている320円以下のもので、それを加味するとさらにお得という見方もできます。

 ただし、「ぷらっとこだま」の制約として、他の列車への変更が一切できないこと、予約した乗車・降車駅以外での乗降が不可能(東京・品川のみ有人改札で乗降可)であることとが挙げられます。乗り遅れたら無効となり、払い戻しや後続列車の自由席利用はできません。手前の駅で下車することなども不可能で、注意が必要です。

 ちなみに「ぷらっとこだま」は普通車指定席も販売されており、東京~名古屋間が8810円、東京~新大阪間が1万1210円と東海道新幹線の中では最安値ではあります。ただ、それぞれ910円、1260円をプラスするだけでグリーン車を利用できるというコストパフォーマンスが大きな魅力であり、「グリーン車なら『こだま』でゆっくり移動しても良いかな」と思わせてくれるのです。

 各駅停車で「のぞみ」の通過待ちも多い「こだま」だからこそ、その特徴を逆手にとって、お得にたっぷりグリーン車を味わう。落ち着きのある車内で、ゆったりと読書や物思いにふけりながら移動するのも良いものです。

【了】

【ありでしょ!】「こだま」グリーン席の値段比較を見る(写真と表)

Writer:

幼少期、祖父に連れられJR越後線を眺める日々を過ごし鉄道好きに。会社員を経て、現在はフリーの鉄道ライターとして活動中。 鉄道誌『J train』(イカロス出版)などに寄稿、機関車・貨物列車を主軸としつつ、信号設備や配線、運行形態などの意味合いも探究する。多数の本とNゲージで部屋が埋め尽くされている。

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