電車の“代名詞”が激変!?「ひし形」→「くの字形」 なぜ姿変えたのか 空気抵抗だけじゃなかった

昔の電車といえば「ひし形」のパンタグラフがお馴染みでしたが、最近はスタイリッシュな「くの字形」ばかりに。なぜ姿を変えたのでしょうか? 実はメンテナンス性や雪対策など、知られざる進化の理由が隠されていました。

電車が走るための命綱! パンタグラフの仕組み

 電車は、屋根上の「パンタグラフ」が架線(トロリ線)に接触して電気を取り込み、車両へ供給することで走行します。この装置は、いわば電車にとっての“命綱”ともいえる極めて重要な存在です。

Large 20260302 01

拡大画像

従来型のひし形のパンタグラフ(画像:PIXTA)

 しかし走行中は、速度の上昇にともなう接触力の変動や、架線のたわみなどの影響で、パンタグラフが一時的に電線から離れることがあります。このように接触が途切れる現象を「離線」と呼びます。

 離線が起きると「アーク放電(火花)」が発生することがあり、これが繰り返されると架線やすり板などの摩耗につながる要因になります。そのため、架線のわずかな凹凸やたわみに追随し、安定して接触を保つ「追従性(接触性能)」が安定走行の鍵になります。

 また、電車の屋根をよく見ると、パンタグラフの数が車両によって異なることに気づくかもしれません。これは、加速時に大きな電力が必要な場合に集電点を増やして負担を分散させたり、故障などのトラブル時に備えて予備を持たせたりするためです。

 特に寒冷地を走る車両では、架線の着氷などへの対応として、編成によっては「霜取り用」のパンタグラフを搭載する例もあります。

【新幹線に採用】画期的! フクロウの羽にヒントを得たパンタグラフ(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. イラン海軍の潜水艦が「撃破される瞬間」捉えた映像が公開 3隻の無人ボートが基地を急襲 “米軍史上初”の攻撃
  2. ロシア軍の攻撃ヘリが「飛行中に急襲される瞬間」捉えた映像が公開 背後から「刺客」が忍び寄る
  3. フェリーが「浮上した海自の潜水艦」を発見!日本一深い湾の「レアな光景」捉えたショットが公開
  4. 「最新鋭旅客機」が駐機中に突如“崩れ落ちる”! 前脚が折れ機首が激突…「衝撃の瞬間」なぜ発生? 背景が明らかに
  5. 惨劇なぜ? 旅客機の客室窓が“上空で木っ端みじん” 「乗客の体が吸い出された」戦慄の様子が公開される
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  3. 海自の潜水艦が発射した魚雷が「揚陸艦へ突進」 雷跡を上空から捉えた珍しい写真が公開される
  4. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号