「正しいLCC」になるため? ジェットスターが遅延見舞金を払う理由

LCC(格安航空会社)のジェットスターは、欠航や一定の遅延で見舞金を支払うサービスを始めます。しかしこれは、単なる保険サービスではなさそうです。

欠航、遅延時における保険サービスだが

 2014年7月14日(月)、LCC(格安航空会社)のジェットスターは日本国内線において「Starter Plus」運賃、もしくは「Starter Max」運賃で航空券を購入した場合、欠航や一定の遅延で見舞金を支払うサービスを7月22日販売分から始めると伝えました。

 内容は、航空機が欠航または運休となった場合、また航空機の出発が当初の予定時刻から6時間以上遅れた場合に、「Plus」運賃での航空券購入なら10,000円、「Max」運賃での購入なら20,000円の見舞金が支払われる、というものです(その他条件あり)。

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オーストラリアのカンタス航空、日本航空などが出資して2012年に運航を開始したジェットスター・ジャパン。成田空港を拠点に新千歳、中部、関西、高松、松山、福岡、大分、鹿児島、那覇を結ぶ。

 まず、ジェットスターの運賃体系についておさらいです(内容は7月22日以降の場合)。

 ジェットスターは「Starter」と呼ばれる運賃が基本で、10kgまでの手荷物機内持ち込みが可能なこと以外、特に可能なことはありませんが、最も安く購入できます。しかし払い戻しできず、便の変更などにも手数料が必要です。

 ジェットスターではこの「Starter」運賃に、オプションとして「Plus」「Max」を付けることができます。

 「Plus」は「Starter」運賃+1,480円で、通常は+450円の座席指定と、機内で利用できる500円分の金券、次回以降の航空券購入に利用できる400円分の金券もしくはJALマイルなどの加算が付属するほか、払い戻しはできませんが、日時や便の変更が可能になります。

 「Max」は「Starter」運賃+3,690円で、「Plus」の内容に加え受託手荷物が20kgまで追加されるほか、追加料金無しでゆったりした座席を選べる、払い戻しが可能になる(要手数料)などのメリットがあります。

 今回発表された「見舞金」は、その「Plus」「Max」オプションを付けて航空券を購入した場合に追加される新しいサービスです。

 つまり利用者にとっては「Plus」「Max」オプションに、飛行機が大幅に遅延、欠航した場合における「保険」サービスが加わったことになります。またジェットスターにとっては、「Plus」「Max」のオプション付帯率を高め、売上を増加させるという効果があると思われます。

 しかしジェットスターには、それ以外にも思惑がありそうです。

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