米で開発中「異形の運航コスパ最強機」、実は操縦面でも“実用的”! 「競合機はムリでもコイツは飛べる」な強みとは

 アメリカ、バーモント州に拠点を置く新興電動航空機メーカー、ベータテクノロジー社(BETA Technology)では、6人乗りで、胴体最後尾にプロペラを配し、さらに通常の民間機とは明らかに異なる翼型を持つ飛行機「AVIA CTOL」を開発中です。

運航面でも「実用的」!

 アメリカ、バーモント州に拠点を置く新興電動航空機メーカー、ベータテクノロジー社(BETA Technology)では、6人乗りで、胴体最後尾にプロペラを配し、さらに通常の民間機とは明らかに異なる翼型を持つ飛行機「AVIA CTOL」を開発中です。これらの機体には、どのような特徴と強みがあるのでしょうか。

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ベータテクノロジーの「AVIA CTOL」(細谷泰正撮影)。

 同社は2025年7月にアメリカ・ウィスコンシン州のオシュコシュ空港で開催された航空ショー「エア・ヴェンチャー」において、AVIA CTOLを出展。機内公開と飛行展示を行いました。

 AVIA CTOLは様々な用途に使用されているセスナ社の単発タービン機「C208」の後釜を狙って開発されたモデルです。現在、実用化に不可欠なFAA(アメリカ連邦航空局)の「型式証明」取得に向けた作業が行われています。最大の特徴は、推力に電気を用いていることです。

 一方世界では「電動航空機」の開発は多くの企業が行っています。そのなかでAVIA CTOLの特筆すべき点は、電動航空機でありながら計器飛行にも対応できる機体を目指している点です。これにより視程が低く、自分の目を頼りに飛ばす「有視界飛行」が不可能な天候でも飛ぶことができるので、実用性が高まります。

【写真】これが「異形の電動飛行機」全貌&機内です

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