最近、駅に「山形」が多い理由

「DC」の効果は?

 「DC」はJRと地方自治体、観光事業者などが連携し、大規模なキャンペーンを展開することで全国から誘客を図り、ひいては観光や鉄道、地方の振興、整備に繋げるという目的があります。

 全国規模で行われるこの「DC」、はたしてどれくらいの効果があるのでしょうか。

 昨年、2013年7月1日(月)から9月30日(月)まで行われた広島県のDC「瀬戸内ひろしま、宝しま」はJR西日本の資料によると、主な観光施設の来場者が前年比112.9%、イベント来場者は新規イベントが多かったこともあり前年比128.8%。宿泊者数は前年比101.9%、JRの利用者も前年比105.7%と、各分野で成果を上げています。

 現在行われている「山形DC」に続いては、2014年9月から和歌山県、冬は京都市、2015年4月からは福島県、7月からは大分県、10月からは富山・石川・福井県の「DC」が行われる予定です。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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