トレンドは「東京の逆張り」? JR東日本の新車両も「東京」の逆で「おいこっと」

2014年、徳島県が「VS東京」というPR動画を制作して注目を集めましたが、今度は長野・新潟県で反「東京」の車両が登場します。

東京の真逆だから「おいこっと」

 2014年9月、「VS東京」というコンセプトで徳島県がそのPR動画を公開。「東京とは反対に徳島は良い」といった趣旨の内容が話題になりました。

 そして2014年12月4日、JR東日本が発表した新しい観光向け車両も「東京」の反対でした。車両の名前が「おいこっと」なのです。

 何が「東京」の反対なのか、一見では分からないかもしれませんが、「TOKYO」とローマ字で表記し、逆から読んでみてください。そういうことです。

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「おいこっと」の車両アイコン。「雪ん子」をイメージしたキャラクターと「おいこっと」を組み合わせ、親しみやすく表現したという(資料:JR東日本長野支社)。

 この新しい観光向け車両が運行されるのは、飯山線(+しなの鉄道線)の長野~十日町間。JR東日本長野支社によると「『日本人のこころのふるさと』」を代表するローカル線として、訪れる人すべてにやすらぎと癒しを提供したい思いと、田園風景や川、山など日本人が思い描くふるさと(田舎)をイメージしていただく」ため、東京の真逆にあるという意味で「OYKOT」、すなわち「おいこっと」にしたとのことです。

 しかしここでひとつ、納得いかないことがあるかもしれません。なぜ飯山線が「『日本人のこころのふるさと』」を代表するローカル線」なのでしょうか。

 実はそれには、ある背景が存在しています。1914(大正3)年に発表された尋常小学校唱歌「ふるさと」。その作詞者である高野辰之が、飯山線沿線である長野県中野市の出身なのです。2015年3月14日、飯山線の飯山駅に北陸新幹線が停車するようになりますが、同駅では新幹線ホームの発車メロディに「ふるさと」を使う予定になっています。

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