レースにも積極参戦 イメージを変更を狙うレクサス
トヨタはトヨタ、レクサスはレクサス
レクサスは3750万円以上もするスーパーカー「LFA」を生み出したり、2014年秋にはV8、5Lエンジンを搭載した走りが自慢の「RC F」をリリース。さらに海外のレースにも参戦し、国内最高峰の「スーパーGT」では年間チャンピオンにも輝いています。しかしながら、イメージが誤解されているのが現状です。数々の施策は、そんな印象からの脱却なのでしょう。
重ねてトヨタ内部の状況を紹介しますと、レクサスはトヨタ内での社内カンパニー制を敷いています。社内に「レクサス・インターナショナル」という専門部隊を設立。いま、トヨタのトップは豊田章男社長ですが、レクサスのトップは福市得雄プレジデント。トヨタはトヨタ、レクサスはレクサス、独自のブランド戦略で展開しています。
ブランド巧者のアウディはフォルクスワーゲンの子会社ですが、両者のブランドイメージは大きく異なります。アウディは高級路線で、フォルクスワーゲンは大衆路線をひた走っているのはご存知のはずです。レクサスの社内ベンチャー的な組織改正は、いわばアウディのそれに近いかもしれません。
ともあれ、今後もレクサスは数々の施策を打ってくるでしょう。レクサスのブランドイメージが大きく変わってきたのは、そういった意気込みの現れなのかもしれません。
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