危険な駅での自撮り棒 架線に触れずとも感電の恐れ

近頃、「自撮り棒」の人気が高まっていますが、駅でそれを使うのは、大きな危険があります。周囲の人にあたったり、列車の運行を妨げる可能性があるほか、感電する可能性もあるからです。もし自撮り棒を使って感電してしまったら、人はどうなってしまうのでしょうか。実はなんと、架線に触れなくとも感電することがあるそうです。

「誘導」で、架線に触れなくても感電する可能性

 また、「架線に触れそうなのはあくまで自撮り棒、自分自身が触れなければ大丈夫なんじゃないの?」と思うのも大間違い。「何かを介して架線に触れたら感電する恐れがあります」と、鉄道総研の村本さん。そのうえ交流の架線近くでは、「誘導」と呼ばれる現象によって、直接架線に触れていなくても、近づくだけで感電してしまう可能性もあるそうです。とにもかくにも「架線の近くで自撮り棒は超危険!」というわけです。

 あまりにも恐ろしい話に、これを読んでいるだけでガクブル状態の皆様をほんのわずか救うために書いておきますと、「汗をかいていて電流が体の表面を通る場合はやけどで済むこともあります」という原田さんの証言も。ただし、汗をかいていれば絶対大丈夫、というわけではありません。大丈夫な場合もなくはないよ、程度でしかない、ということをご理解ください。

 便利で人気の自撮り棒を使って、お気に入りの乗りものと一緒に写真に収まりたいところですが、禁止になっている場所では、それなりの超おっかない理由がちゃんとあるのです。マナーもルールもきちんと守り、命を落とすことなく写真撮影を楽しむようにしてくださいね。

【了】

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