危険な駅での自撮り棒 架線に触れずとも感電の恐れ

近頃、「自撮り棒」の人気が高まっていますが、駅でそれを使うのは、大きな危険があります。周囲の人にあたったり、列車の運行を妨げる可能性があるほか、感電する可能性もあるからです。もし自撮り棒を使って感電してしまったら、人はどうなってしまうのでしょうか。実はなんと、架線に触れなくとも感電することがあるそうです。

北陸新幹線の5駅で禁止に

 スマートフォンやデジタルカメラを取り付けて、自分自身も収まった写真を撮影できる器具として近頃人気の「自撮り棒」。しかし、確かに便利なアイデアグッズながら、周りの人や物などにぶつかってしまう危険もあり、使用禁止の施設も多数あります。

 JR西日本も今春、北陸新幹線の金沢駅や富山駅など5駅のホームで、その使用を禁止しました。周囲の人にあたったり、列車運行に支障が発生するおそれがある、というのがその理由です。

 また場合によっては、生命に関わる大変危険な事態になるかもしれません。線路上空に張られた、電気が流れている架線。もし自撮り棒がそれに接触したら、感電する可能性があります。

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上空にある架線への注意をうながすため、上部に「架線注意」と書かれた車両もある(2007年6月、恵 知仁撮影)。

 もし自撮り棒が架線に触れ、感電した場合、人はどうなってしまうのでしょうか。

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