南西シフトから一転!? 海保期待の大型巡視船「するが」進水 今後は大口径機関砲を複数搭載か

岡山県にある造船所で海上保安庁向けの新型巡視船が進水しました。「するが」と名付けられた新造船のサイズや性能はどれほどなのでしょうか。

ヘリコプターが発着可能な大型の巡視船

 岡山県玉野市にある三菱重工マリタイムシステムズ玉野本社工場において、2026年2月18日、海上保安庁向けとなる3500トン型巡視船の命名・進水式が実施されました。

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2026年2月18日、岡山県玉野市にある三菱重工マリタイムシステムズ玉野本社工場で進水した海上保安庁の最新巡視船「するが」(深水千翔撮影)。

「するが」と命名された本船は、みやこ型巡視船の8番船で、船番号は「PL-208」、船体サイズは全長120.0m、全幅14.0m、総トン数は約3500トンです。船名は静岡県の中央部に広がる駿河湾が由来です。

 みやこ型巡視船はこれまでに7隻が建造されていますが、うち6隻が玉野(三井E&S造船玉野工場時代を含む)で建造されており、「するが」はそれらに続く7隻目の玉野生まれの3500トン型巡視船となります。

 2022(令和4)年度に発注を受けた本船は、今後、艤装工事などを行い、2026年度中に海上保安庁へ引き渡される予定で、就役後は領海警備や、海上犯罪の取り締まり、海難救助などに当たることになっています。なお、配備先はその船名から関東地方・東京都島嶼部・東海地方の太平洋側などを受け持つ第三管区になるものと推察されます。

 すでに1番船「みやこ」から6番船「だいとう」までが海上保安庁に引き渡されており、長崎県や鹿児島県、沖縄県に配備されて主に東シナ海方面で活動しています。

 それら姉妹船は、25ノット(約46km/h)以上の速力で航行でき、40mm機関砲2基や遠隔放水銃などを装備。船体後部には格納庫こそないものの、ヘリコプターが発着可能な飛行甲板を備えることから、今回進水した「するが」もおそらく同様のスペック・装備になると思われますが、前述したように船名の由来から、みやこ型の中では初の東日本配置になる可能性が高いといえるでしょう。

【就役後の姿は?】主武装は40mm機関砲 すでに活動中の姉妹船たち(写真)

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