富士急、電車でウォータースプラッシュ実施
遊園地などにある「ウォータースプラッシュ」のアトラクション。富士急が電車で行います。
富士急ハイランド駅を通過して
富士急行は2015年7月2日(木)、「フジサン特急クールスプラッシュ!」の概要を発表しました。
水しぶきをかぶって楽しむアトラクションが遊園地などにありますが、これは富士急行線の「フジサン特急」用電車8000系に乗って、そのまま巨大なブラシが回転する電車用の洗車機を通過。車内からその「スプラッシュ」を体験するというもので、当然ながら自分が濡れることはありません。
「フジサン特急」用の8000系電車は元々、特急「あさぎり」などで使用されていた小田急の車両で、2014年7月12日から富士急行で営業運転を開始。まもなく1周年を迎えます。「スプラッシュ」はその1周年記念イベントの一環として実施されるものです。
この1周年記念イベントが行われるのは2015年7月12日(日)。まず富士山駅(山梨県富士吉田市)で10時から11時15分まで8000系電車の展示、子ども向けクイズラリー、グッズ販売が実施され、通常は入れない運転台も見学できます。特に料金は不要ですが、駅構内で実施するため、有効な入場券や乗車券が必要です。
そして8000系電車は11時36分、富士山駅を発車。富士急ハイランド駅を通過し、終点の河口湖駅で洗車機を通過。そこで「スプラッシュ」を楽しみます。こちらも特に別料金は不要で、富士山~河口湖間の乗車券(大人220円)など同区間で有効なきっぷを持っていれば乗車できます。
また「フジサン特急8000系1周年記念硬券セット」を限定500組、850円(税込)で発売するとのこと。富士急行によると8000系「フジサン特急」は導入以来、のべ5万人が乗車しているといい、「この機会に是非イベントにご参加ください」と話しています。
【了】
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
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