南田マネ、きっぷを買って小遣い減少 久野アナとその魅力を語る
きっぷを買って親に怒られた南田部長
また“女子鉄アナウンサー”の久野知美さんは今年2015年2月、廃止直前の寝台特急「トワイライトエクスプレス」(大阪~札幌)に乗車した際、荒天のため928分という非常に大きな遅れになったときの「遅延証明書」を持参。928分、つまり15時間以上の遅れなのですが、会場からは「おーっ!」という羨望が混じったような声も聞かれました。
このほか、イベントに参加した「ローカル鉄道研究部」の部員たちから多くのきっぷが披露され、そのなかから「MVPきっぷ」が3点、選ばれています。
ひとつは、熊本県を走っていたSL列車「あそBOY」の指定席券。数が少ないものではありませんが、入手が簡単ではなかったきっぷで、「10時打ち」でゲットした際、そのきっぷを発券した田町駅の駅員さんが思わずガッツポーズしたというエピソードと合わせ、「MVPきっぷ」に選ばれています。ちなみに「10時打ち」とは乗車日の1ヶ月前10時ちょうど、きっぷが発売開始になった瞬間に、窓口できっぷを発券してもらうことです。
また入手困難な寝台特急「北斗星」(上野~札幌)のきっぷが前日に取れ、急遽、東京から北海道へ向かったというエピソードのある「北斗星」のきっぷ、関東で使ったICカード乗車券の履歴をあえて関西の阪急電鉄でプリントアウトしたというその利用履歴書が「目の付け所が良い」と、「MVPきっぷ」に選ばれています。
ちなみに南田部長は子どもの頃、記念にするなどの目的で乗らないきっぷ――非鉄道ファンにとってはただの紙切れでしかないきっぷを買っていたことが親にばれ、怒られて、お小遣いを減らされたことがあるそうです。
【了】
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
こいつが鉄道語ると、いやに胡散臭いんだよね。