無数の数字 時刻表の作り方とは 特別授業を実施 JTB
ハイレベルな小学生たち
当日は製作体験の前に、まず第1部として『JTB時刻表』の説明が行われました。
「『JTB時刻表』にはおよそ900社の鉄道やバス、船会社などが掲載されています。そしてその約900社と変更などがないか、毎月やりとりをしています」(JTBパブリッシング時刻表編集部 大内編集長)
掲載されている数字だけでなく、やりとりする会社の数も膨大でした。
「絶対に間違えてはいけないので、何度もチェックします。校正は最低でも3人で行います」(大内編集長)
ここで注目なのは、「変更になった部分が正しく変更されたか」だけチェックするのではないことです。何らかのミスで、変更のなかった部分までいつの間にか変わっていることがあり得ます。決してそれが無いよう、変更されていない部分も全てチェックしているそうです。
さてこの第1部、実は当初の予定とは違う内容になりました。みな小学生ながら、「『時刻表』を読める人?」と聞いたところ、ほぼ全員が挙手。基礎的な内容を省略し、代わりに「なぜ『JTB時刻表』は1色刷なのか」といったマニアックな話が急遽、展開されています。ちなみにその理由は、黒1色のほうがコピーしたときに見やすいからだそうです。
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