【今日は何の日?】北海道の「日本三大車窓」区間が開通

9月8日、北海道の「日本三大車窓」区間が開業しました。

 1907(明治40)年の9月8日。官設鉄道釧路線の落合~帯広間が開業し、のちに「日本三大車窓」と呼ばれる区間に列車が走り始めました。現在のJR北海道・根室本線にあたります。

 このとき開通した狩勝峠区間(落合~新得)は、富良野側から帯広側へ向かって峠の狩勝トンネル(954m)を越えると、眼下に雄大な十勝平野が登場。「日本三大車窓」のひとつに数えられました。

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狩勝峠を超えた先にあった新内駅跡(画像:写真AC)。

 しかし現在の根室本線で、その車窓は見られません。急勾配やトンネル老朽化などの理由から1966(昭和41)年、新狩勝トンネル(5790m)経由の新ルートが開通。「日本三大車窓」があった狩勝トンネル経由のルートは、廃止されたからです。

 ちなみに廃止された区間のうち一部は、のちに「狩勝実験線」として脱線や火災事故などの実験に使われています。

【了】

【狩勝峠の今と昔を写真で見る】

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コメント

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2件のコメント

  1. 皮肉にも、2016年は、台風によりズタズタになり不通の状態で迎えた今日。
    無事に復旧することを切に願います。

  2. 落合駅は石勝線上に移設すれば曲がりなりにも存続させることができるかもしれませんが、幾寅駅は引き続きバスなどで代行することになりますね、今のままでは。