まさかの「ロングシート有料座席」登場 「うれしート」導入路線が拡大 一般席と“のれん”で区切る

JR西日本が2025年10月ダイヤ修正の概要を発表。有料座席サービス「快速 うれしート」の設定線区や時間帯が拡大します。

「のれん」で区切って「有料座席」

 JR西日本は2025年8月22日、ダイヤ修正の概要を発表しました。10月14日(火)に実施されます。

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学研都市線の321系。ロングシートを採用している(画像:PIXTA)。

 今回は、有料座席サービス「快速 うれしート」の設定線区や時間帯が拡大します。学研都市線(片町線)、JR東西線、阪和線で新たにサービスを開始するとともに、琵琶湖線~JR京都線~JR神戸線~山陽線、嵯峨野線(山陰本線)、JR宝塚線(福知山線)で本数を拡大します。

 阪和線では、一般車として使われる転換クロスシート車両の最後部1両の約半分が「のれん」で区切られ、有料エリアとして12席分が設定されます。このときは有料エリア内の優先席設定も解除。ただし、転換クロスシートのため一部座席は進行方向と逆向き固定になります。

 運行区間は日根野-天王寺間で、平日朝の天王寺行きが2本、平日夜間の日根野行きが3本の設定です。

 学研都市線~JR東西線~JR宝塚線の系統でも、一般車の最後部1両の一部が「のれん」で区切られ、有料エリアとなります。こちらは向かい合うロングシート2席に6人分ずつ、計12人分の有料指定座席が設定されます。もちろん「ロングシート座席のため、着席時の向きは進行方向に対して横向きとなります」とのことです。

 運行区間は奈良-京橋―新三田間で、平日朝は奈良発新三田行きが1本、木津発宝塚行きが1本の計2本、平日夕夜は新三田発木津行きが2本、宝塚発木津行きが3本の計5本設定です。

 なお、琵琶湖線~JR京都線~JR神戸線~山陽線系統では、新たに土休日の「うれしート」を8.5往復設定。平日も本数を拡大します。

「うれしート」は通常の指定席券(通常期530円、閑散期330円)、もしくは[快速 うれしート]チケットレス指定席券330円を購入して利用できます。

【え…!!!】これがまさかの「ロングシート有料座席」です(写真)

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