【今日は何の日?】海軍用の石炭輸送を目的に路線が開業

9月13日、海軍用の石炭輸送を目的にした路線が、山口県で開業しました。

 1905(明治38)年の9月13日。山陽鉄道の路線が厚狭~大嶺間で開業しました。現在のJR西日本・美祢線にあたります。

 この路線の建設目的は、1904(明治37)年2月に日露戦争が開戦したなか、海軍で使用する石炭を大嶺炭田から徳山燃料廠へ輸送することでした。

 しかし日露戦争は路線が開業する8日前、1905年9月5日にポーツマス条約が締結され、終了しています。

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美祢線は石炭のほか、石灰石輸送などでも賑わったが現在、貨物列車の運転はない(2008年3月、恵 知仁撮影)。

 また、当初の終着駅だった大嶺はその後、厚狭~南大嶺~長門市間の「本線」に対し、南大嶺~大嶺間2.8kmの「大嶺支線」終着駅になり、1997(平成9)年4月1日、大嶺支線は廃止されています。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. 2008年の写真でも、石炭でなく、石灰の積載ですね。また徳山燃料廠では、大和最後の出撃時の燃料補給をしたことはよく知られています。