JRローカル線、相次ぎ廃止か 北海道に続き西日本でも
薄幸の三江線
JR西日本の三江線は、島根県の江津駅と広島県の三次駅を結ぶ108.1kmの路線。中国地方の日本海側(山陰)と瀬戸内海側(山陽)を結ぶ「陰陽連絡線」として構想された路線のひとつです。
三江線は1926(大正15)年に建設が開始され、約半世紀の時間をかけて、1975(昭和50)年にようやく全線が開業。そのあいだ、沿線では過疎化とモータリゼーションが進み、すでに鉄道利用は地域輸送の主役ではなくなっていました。
また線路は、江の川へ沿うように曲がりくねって建設された区間が多く、江津~三次間は直線距離の倍近い長さになってしまいました。そのため、本来構想された「陰陽連絡線」として使うのも難しく、特急などの優等列車は設定されたことがありません。
こうした理由から、三江線の利用状況は低迷の一途をたどります。JR西日本の発表によると、1日あたりの平均通過人員は、1987(昭和62)年度が458人だったのに対して、2014(平成26)年度は50人にまで落ち込んでいます。また2014(平成26)年度の旅客運輸収入は約2300万円にとどまり、大幅な赤字でした。
【了】
Writer: 末吉史樹
小学校の校庭横をブルートレインが走り、上空をF4「ファントム」が飛ぶ環境で育つ。旅とグルメを愛し、各地の温泉やおいしい食べ物には目がない。
一日の利用者が50人では、運行するメリットが無さ過ぎますね(>o<)第3センターも難しいですね!
この電車の景色すごいきれいなのに、福山や広島発の観光列車にして、食堂車入れて、石見や萩や出雲まで通してその間も、ハイキングとか、温泉とかアピールすれば、黒字になるくらいいけると思うが。
一度乗ったことがあるが、開通年度が若いためかローカル線にしては高規格で建設費も贅沢に使われている感じもするので廃止はもったいないと感じるが。。。 江津ー石見川本間は残してもいいかもしれないが、それ以外の線区は人口も少ないので実用的には乗客は見込みにくいと思う。
この線は 利用するにも どないして 利用する? ダイヤ。
JR西は 利益史上主義 三江線に限らず 芸備線 (三次から新見) 山陰本線(益田から長門市)
利用しないから 減便 乗客減の 悪循環 集客の姿勢がなしに 等しい。
夜行列車の廃止と併せ 早々に廃止 都市部の輸送に特化すれば。
ムダの排除・効率最優先の時代に当然の方向性なのだろうが、地方ローカル線の合理化と都市部の強化の行く末は公共交通空白地帯の続出で、日本全国の格差是正・地方創生とは真逆の方針。
民間会社(JR民営化も含む)では赤字での維持は完全にムリな話であり、莫大な問題点も多々あったが国鉄だったから維持出来ていた筈。
果たして日本政府が目指す日本全体のあり方をどうしたいのかが理解し切れない。相互扶助の観点から黒字路線の余剰儲け?を赤字路線の穴埋めに使うブール計算って維持には必要不可欠だと。
将来的に都市部へ人口をかき集めて、過疎地域は無人の奥地化を促進する事が目指す方向なのだろうか?
地方の過疎も文明の進化に反して進み、交通弱者はますます取り残されて、地域交通網も廃止の憂き目を見る。いったい文明文化の進化とは何なのか、馬、かご、歩く時代の方がかえって平等だったのでは?と、おもうのもあながちせいろんかもしれない。
JR北海道や西日本はアイデアがなさすぎます。JR九州の豊肥線などは熊本地震でかなりの震災を受けても廃止はしてません。豪華列車走らせたり不動産で儲けたりして何の会社なのかわからない経営してますが地元に貢献してます。国鉄解体で出発点はJR九州も北海道もひどいものでした。両社の差は何なのでしょうか?九州に住んでいてよかったと思える瞬間です。
>両者の差
気候(凍結)と輸送密度(人口密度)。
三江線はわざわざ遠回りしてて線形が悪過ぎ!!!
北線区間(浜原以北)は戦前に建設されたんだよな…!!!
だが沿線の風景はいい!!!
特に新線区間の宇都井駅のホームからの眺めは絶景だ!!!
たとえ廃線になってもこの駅は遺して欲しい!!!
全国的に見ても数少ない構造の駅だし…!!!
せめて廃線前に行きたい!!!
JR西日本は慈善事業団体ではないので赤字路線を廃線にするには当たり前。
廃線反対派が運行費用を全面負担して維持するのもありだな。